「そろそろ、他のクラブでも回したほうがいいよ。」
とは師匠Fさんの言葉。
Fさんはチートイの全くの素人DJ時代からの付き合いですから、確実にチートイの成長ぶりを見抜いていました。
そこで、チートイはDJ営業を始めます。遊びに行った先々のクラブで自分を売り込みます。

そして、1999年ごろ、高円寺のMという店でも回し始めます。この店は面白かったですね。
チートイはレゲエかけてたんですが、テクノ、ハウス、ヒップホップのDJがいて兎に角オールジャンル。
その分、レベルはKの店より高かったですね。凄い勉強になることが多かったです。
4つ打ちの日というのがあって、これはテクノ、ハウスですね。DJが替わってもスムーズにMIXしていき一晩中、曲が切れることなく繋がっていくとか・・
話は前後しますが、チートイにはテクノ好きな弟がいて、けっこうテクノのクラブでも遊んでいたんですね。それでチートイはテクノにも精通していました。(当時)
あとはヒップホップDJのスクラッチ。
レゲエでスクラッチする人ってKの店ではいなかったですね。
指をどう動かしているか?凄い観察しましたよ。でも、あんま分かんなかったんですが・・
後述しますが、弟がバトルDJ(クラブDJとは違いスクラッチやジャグリングのスキルを競う)のビデオを買い、二人でスクラッチを模索することになるのですが・・
話を戻すとチートイはこうして営業していき、DJ活動の場を広げていくことになるのでした。