【必見】カメムシ駆除歴15年のいぶりがんこ直伝“シン・カメムシホイホイ”の作り方

全国各地で大量発生が確認されている“カメムシ”。
嫌なニオイを放つだけでなく、農作物にも被害が及び、対象地域には注意報が発令されている場所もあるそうです。
例年の5~10倍ほどの多さということもあり、
今まで姿を見ることのなかった都心部にも、出没しているという投稿をSNS等で見かけるように……。
そこで話題になっているのが「カメムシホイホイ」というモノなのですが、ご存じでしょうか?
SNSやニュースで紹介され、「思いつかなかった!」「便利!」と多くの反響を呼んでいます。
しかし、私は思いました。
——違う、それじゃだめなんだ。
——カメムシを甘く見てはいけない、と。
もっと効率よく、かつ確実にカメムシを駆除したい! そんな方に向け、とある方法でカメムシ駆除歴15年の私が“シン・カメムシホイホイ”を伝授します。
ご興味のある方はぜひ、最後までお付き合いくださいませ。

SNSで見た“カメムシホイホイ” 最大の欠点

私がSNSで見た“カメムシホイホイ”は、2ℓのペットボトル上部を切り取って、飲み口を逆さにしてはめ込み、アリジゴクのような構造にするというモノでした。
さらに、光に集まるという虫の習性を逆手に取り、LEDをペットボトルに仕込んでおびき寄せ、あとは勝手に中へ落ちていくという仕組みです。
……なるほど、これは確かに便利かもしれません。
かく言う私は大の虫嫌いなので、出来る限り虫には近付きたくはありません。
えぇ、近付きたくないのです。
その点、紹介されていた方法はカメムシが光りに誘導され、勝手に落ちていくというので非常に感激しました。
しかし、いぶりがんこは思いました。
部屋をずっと暗くしなければ効力が発揮されないのではないか。
もしも今、目の前にカメムシがいたとして、電気を消して落ちるのを待たなければ安眠できないのではないか、と。
確かにトラップとしてはかなり優秀ではあるのですが、効率に少し欠点があると私は思ったのです。
それにカメムシは日中の暖かい時間も活発に活動します。
こちらとしても、暗くなるのを待って駆除のタイミングを図るわけにはいかないのです。
そして何より、——“リーチが短い”。
仮に直接カメムシに当てて捕獲を試みたとしても、2リットルのペットボトルの長さでは虫との距離がかなり近くなります、しかも、天井や壁の少し高い位置にカメムシがいた場合、手が届かないという問題に直面するのです。
突然飛んだり、落ちたりして、こちらに来ようモノなら私なら発狂してしまいます。
出来ることなら、近付かずに駆除したいのです。

いぶりがんこ直伝 “シン・カメムシホイホイ”

さてさて、我が家で大活躍している“カメムシホイホイ”の作り方を伝授いたしましょう。
特別な薬品や工具は、一切使用しませんのでご安心ください。

用意するモノ

・4ℓペットボトル ×1
・2ℓペットボトル(お茶などの角ばったタイプ) ×1
・食器用洗剤
・ガムテープ
・カッター
・ハサミ


基本的に用意するモノは、SNS等でも紹介されているモノとあまり変わりません。
が、1点だけハッキリと違うモノが混ざっていますね。
スーパー等で販売されている、お酒の徳用サイズの「4ℓペットボトル」です。
私が伝授する“シン・カメムシホイホイ”には必要不可欠となります。

— 作り方 —

1. 2ℓペットボトルの底部分をカッターとハサミでで切り取る。

危険な作業なので、ケガをしないよう十分注意して行ってください。
一気に切ろうとせず、数回に分けてカッターで1か所だけ切り込みを入れていきましょう。
ハサミの刃先が入る程度の切り込みができたら、ハサミに持ち替えて底部分を切り取りましょう。
なるべる切り口はまっすぐになるようにしてください。


2. 4ℓペットボトルの中に食器用洗剤を入れる。

※ 捕獲したカメムシを逃がしたい方は、この工程はスルーしてください ※

入れる量は“0.5~1㎝”程度で大丈夫です。
これは、中に入ったカメムシが這い上がって来るのを防ぐ効果と、万が一ペットボトルを倒してしまった時に中身が飛び出さないようにするためです。


3. 2つのペットボトルを結合する。

4ℓペットボトルの経口は通常より少し大きく設計されています。なので、2ℓペットボトルの飲み口がすっぽりと綺麗に収まるのです。
角度を調節したら、結合部にガムテープをグルグルと巻きましょう。


4. 完成!

全長 約65㎝の”シン・カメムシホイホイ”の出来上がりです。


お世辞にも良い見た目とは言えませんが……、ひとまずこれで完成となります。
角ばったタイプのペットボトルを使用した理由は、壁や天井に対してフチが平行に当たるようにしたいからです。
カメムシは、0.5㎝くらいの隙間なら容易く通り抜けてしまいます。
確実に捕らえるためには、この角ばったペットボトルの形状が最適なのです。
あとは、壁や天井にくっついたカメムシをホイホイとすくい上げるように当てれば、中に落ちて捕獲完了。
捕獲のコツは、なるべるカメムシのお尻の方からすくい上げるとキレイに中へダイブしてくれます。
最初は少し練習が必要かもしれませんが、きっとすぐに習得できるでしょう。

最後に

極論を言ってしまえば、SNSで紹介されている方法と、今回私が伝授した方法。
そのどちらも用意できれば、より安心かもしれません。
カメムシホイホイ界の“二刀流”ってやつです。
状況に合わせて使い分ければ、効果的にカメムシを駆除できることでしょう。
その他の対策として、部屋のライトが外に漏れないようにカーテンで遮断したり、玄関灯を消したりすることを勧めます。
カメムシの出没をゼロにすることは難しいですが、やらないよりは遥かに良いことは確かです。
万が一、ニオイが付いてしまった時は、手であれば“食器用洗剤”で洗いましょう。
衣類等の場合は、ドライヤーやアイロンで熱をかけてみてください。もちろん洗濯でもしっかり摂れます。
カメムシのニオイの成分は「揮発性」で、熱を与えれば飛びやすくなるそうです。
今回ご紹介した方法が、少しでも役に立つと大変嬉しく思います……‼
家に帰れば、カメムシ駆除からスタートのいぶりがんこがお送りしました。

へば、まんず!

いぶりがんこ

いぶりがんこ

「スモーキー」で「薫り高い」モノが好き。

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