Midjourneyはこうして使いこなせ ~プロンプト編~ 

最近の生成AIの進歩はめざましいものがありますね。

生成AIとは文章生成、画像生成、動画生成、音楽生成などができるAIです。

私がブログで生成AIをなかなか紹介してこなかったのは、実はその進歩に執筆が追い付けないからという理由です。

ひとつ紹介しようとしたら、一週間後には新しいAIが登場したり、既存のAIがバージョンアップしたりして、書いた記事が古い情報になってしまうのです。

ですが! 今回は、画像生成AIのプロンプトのコツと裏技を紹介します。

ねこへらアイス
ねこへらアイス

ねこへらアイスの勇気に拍手―――!!

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いぶりがんこ
いぶりがんこ
ねこへらアイス
ねこへらアイス

いやあ、いぶりがんこ君に刺激を受けてついに踏み切りました

うれしいっす

いぶりがんこ
いぶりがんこ

この記事がいつか古くなったら、「あぁ、昔はこんな面倒くさいことしてたんだなぁ」と言って笑い話にし、ついでにあなたの想いでのアルバム1ページにでもしてください。

プロンプトはAIとの対話

画像生成AIは、無料でできるものがたくさんあります。

しかし、それは検索すればたくさん出てきますから、今回は紹介しません。

いぶりがんこ
いぶりがんこ

おっと!いきなり爆弾発言。無料でできるAIを紹介してほしいなぁ

気持ちはじゅうぶんわかります。検索してください。

ねこへらアイス
ねこへらアイス

ここで紹介するのはMidjourneyです。

有料ですが、クオリティが高く、イメージした画像を生成しやすいのでお勧めのAIです。

生成AIを使うにあたって、一番先にぶち当たる壁がプロンプト。

どの生成AIも、プロンプトを打ち込んで生成しなければなりませんから、そのコツを身につけていくのは必須です。

AIとのやりとりを通して、描きたい絵をどう導き出すのかの鍵をにぎるのがプロンプトです。

プロンプトは、いわばAIとの対話だと私は考えています。

対話のコツさえつかめば、Midjourneyだけではなく、他の画像生成AIも使いこなせるようになります。

Midjouneyプロンプト基本の構成

主題状態スタイル・補足アスペクト比
画像内容・人物、物、動物など笑っている、
食事している
走っている、
泣いているなど
フラットイラスト、
水彩画
油絵・アニメ・
リアル写真

画像の
種類
服装の説明、
髪や目の色
ビビット、プリズム、
モノトーン
背景
場所
町、
学校、
森、
ダンジョンでなど
照明
構図
8K, 4K, fullbody shot, portrait,
under shot, bard eye’s

cinemateic light, dramateic light,
natural light, fishueye lens



16:9
9:16
3:4
など
プロンプトの基本構造

わたしは、2023年1月からMidjouneyを使い倒しているユーザーです。

画像生成AIを触っていて、うまくいかないモヤモヤはプロンプトに原因がある場合が多いことがわかりました。

技術が進歩すればプロンプトの問題なんていつか笑い話になる日がくるかもしれませんが、

プロンプト構成のコツを知っていれば、どのAIにも対応できます。

これがプロンプトの基本構成です。

① 一番言いたいことを先に持ってくる。
 美女なのかイケメンなのか動物なのか、AIに優先して伝えたいことが冒頭です。

② それがどういう状態か、制服きて教室にいるとか、オフィスでパソコンさわっているとか具体的な状態です。

③ テーマスタイルはAIの種類によってプロンプトに入れずに選択できるものもあります。
 水彩画とか、アニメ風とか、塗り絵、絵本、リアルな写真、
 照明の感じも後ろに入れて指定します。角度もここですね。

④  アスペクト比は、選択できないAIもあります。
 Midjourneyは画像の形を指定できます。これが一番最後です。
 特に指定しない場合は1:1で出力されます。
 アスペクト比の入力は、–ar 16:9
 (ハイフォン、ハイフォン、ar、半角スペース、16:9)と入力してください。

日本語でプロンプト入力できるAIが増えてきたので、ずいぶん楽になったような気がしますが、AIは世界中の画像を学習しているので英語で指示したほうが、クオリティが高いような気がします。

これは、あくまでも私の主観です。

英語で作成するのに便利なのがGoogle翻訳です。

では、さっそくプロンプトを作ってみましょう。

例文:小さなかわいいカフェ、バリスタ、窓の外の海の景色、柔らかな照明 — ar 16:9
英訳:Small cute cafe, barista, sea view outside the window, Soft lighting — ar 16:9

小さなカフェ

こんなかんじです。

同じプロンプトで画風を変えるコツ

全く同じプロンプトでも設定を変えると、画風は変わります。

プロンプトで指定する必要はありません。

では、設定でどのように変化していくか見てみましょう。

例:中世ヨーロッパの伯爵と令嬢、食卓で笑顔で夕食をとっている、ロココ調、ドラマティック照明

英語:Medieval European Count and Lady, smiling and having dinner at the table, rococo style, dramatic lighting

Midjourney Model V6 [ALPHA]の場合

・Niji Model V6 [ALPHA]の場合

・Niji version 6 の場合

・Niji version 5でstyle scenic(風景)を指定した場合

同じプロンプトでも、このように画風は変わります。

上手に主題を伝えるコツ

画像生成AIのプロンプトは、AIに描いて欲しい内容を正確に伝えることが大切です。

プロンプトは短いほうがいいと主張している人もいますが、一概にそうとは言いきれません。

一度出力した画像に「こうじゃないんだよな」と詳しい指示を加筆しているうち、自然に長くなる場合もありますし、短い単語だけを並べてわざとAIの創造力にお任せする場合もあります。

これは、わざと短いプロンプトでAIにお任せした絵です。
プロンプト:Another Life, vivid, cinematic, –ar 16:9

重要なのはAIとのやりとりなのです。

それによってAIはあなたの好みを学習していきます。

好みはどうやって判断しているかというと、あなたが選んだ画像を意図にあっているものと判断しているのです。

それによって、あなたが選んだ画風寄りの絵を次々に生成してくる傾向があります。

あなたがよく生成する絵を学習して

「ほら、こういうの好きでしょ」

と出力してくるのです。

よく対話しているAIほどその傾向にあります。

AIを混乱させない

プロンプトで上手に主題を伝えるには、AIを混乱させないのがコツです。

多くのクリエーターが陥ってしまう失敗は、AIを混乱させてしまうことです。

AIが混乱するのが問題なのであって、プロンプトが長いとか短いとかは問題ではありません。

AIが混乱しない良いプロントが書ければいいわけです。

混乱してしまう原因は

 ①人物や服装髪型背景色柄ライティングなどに対して細かい指示を出していない

 ②画質の良さに関する指示が甘い

 ③プロンプトに対して正確ではない絵でもダウンロードしてしまう

だいたいこの3つです。

三番目の行動が何故いけないかというと、プロンプトに対して間違った絵でもAIは「気に入ってくれた!これは正しいんだ」と誤認してしまうからです。

「プロンプトとは違うけれどもこれはこれでアリかも」と思っても、じっと我慢です。

作業が終わってから、後でダウンロードしましょう。

うまくいかない絵が続いた場合は、一度AIも人間もリセットした方が早いです。

同じようなプロンプトをしつこく出し続けると、AIがバグを起こして、変な絵ばかり出力してきます。

まさにカオス状態です。

これはカオス状態に陥った絵です。


こちらはAIが仕事放棄した模様です。やる気のなさがうかがえます。

選択した絵の一部分だけ変えたいときのプロンプトは?

「ここを変えて欲しい」と思うときありますよね。

Midjourneyの場合は、ヴァリエーション(v)を使って、元のプロンプトの先頭に変えたい内容を入れます。

この場合は、修正したい内容が一番言いたいわけですから、主題じゃなくても先頭に持ってきます。

例えば、下記のプロンプトが元画像だとします。

例文:かわいいネコ耳の女の子、ピクサースタイルの女性、3Dのかわいい, パソコンルーム

英語:Cute cat ears girl, Pixar style woman, 3D cute, computer room

これの左下の絵が気に入ったけど、背景がさびしいから変えたいとします。

「The blue sky shines outside the window(窓の外は青空で輝く)」

この言葉を入れようと思います。入れる場所は冒頭です。

英語:The blue sky shines outside the window, Cute cat ears girl, Pixar style woman, 3D cute, computer room

修正するときも、一番伝えたい言葉は先頭にする。

これがコツです。

まとめ

画像生成AIは一発で思い通りの絵が描ける場合もあれば、なかなかうまくいかない場合もあります。

うまくいかない過程も楽しむつもりで取り掛かると、意外な発見に出会ったりもします。

このように、プロンプトの構造やAIの癖を見抜けば、誰にでもいい絵が描けますが、

その過程を楽しむことができるかできないかが、上達の分かれ道です。

わたしは使いこなそうと試行錯誤してるうちに、だんだんハマってしまったくちです。

あなたもハマりすぎに注意してくださいね。

ねこへらアイス
ねこへらアイス

次回予告。Midjourneyも筆の誤り

何それ

いぶりがんこ
いぶりがんこ
ねこへらアイス
ねこへらアイス

AIだって過ちを犯すんです。
なぜか出てきてしまった不思議画像を紹介します。

楽しみでしかない

いぶりがんこ
いぶりがんこ



ねこへらアイス

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