動画編集ソフト『Filmora(フィモーラ)』で、みらいワークのCMを作ってみた!

どうも、
動画編集に絶賛ドはまり中のいぶりがんこです。
動画編集には昔から興味があり、これまで無料版のソフトではありましたが色々触ってきました。
「Windowsムービーメーカー」から始まり、高画質化を求めて「aviutl」というフリーソフトを使ってみたりしては、上手く行かず挫折したり。
スマホでは「キネマスター」という、これまたフリーのアプリを使って、動画作成を楽しんでいたモノです。
みらいワークでは、Wondershare社の「Filmora(フィモーラ)」という動画編集ソフトを導入しており、動画編集をしたい意欲が高まっている今、勉強する機会を頂きました。
そして先日、みらいワークのインスタグラムにて「みらいワークのCM風動画」を掲載。


たった30秒という短い動画ではありますが、
自身で調べてはトライして、様々な効果を盛り込んで編集しました。
そこで今回このブログでは、この動画に使った機能やテクニックを少しだけ解説してみたいと思います。
ぜひ興味がありましたら、
最後までお付き合いくださいませ。

Wondershare社の「Filmora(フィモーラ)」とは


「Filmora(フィモーラ)」とは、Wondershare社が提供している動画編集ソフトです。
“ビギナーも、上級者も、オールインワン動画編集ソフト”と謳っているだけあって、初心者でもとっつきやすく、直感的で分かりやすい操作性と機能が魅力のソフトとなっています。
みらいワークでは有料版を導入していますが、無料お試し版ももちろんあるので「本格的な動画編集がしてみたいけど、何を使えばいいの⁉」というのであれば、まずはこの「フィモーラ」を触ってみるのも良いかもしれません。
一部有料のモノもありますが、それでもソフト内にはたくさんの無料素材やエフェクトが用意されており、正直このソフト1つで完結してしまうほど。
ただ「動画編集歴〇〇年!」というコッテコテの上級者には物足りないと感じてしまう、との事。が、わたくしが実際に触ってみた感じ、そこまで不満点は見つかりませんでした。

動画編集テクニック 3選


さっそく、今回作成した動画に用いたテクニックをご紹介しましょう。
既に同じ編集ソフトを使っていて、もしも知らなかった機能があればぜひトライして頂き、それ以外の方は「へぇ~、そんな機能があるんだ~」ぐらいの感覚で見てみてください。
ちなみに、使用するフィモーラのバージョンは最新の「13」となっております。別バージョンの場合、一部機能がなかったり、見た目や位置が違ったりしますのでご注意を。

使用したテクニック

1.「調整レイヤー」で効率よくエフェクトを追加
2.画面切り替え効果(トランジション)を「キーフレーム」で自作
3.色彩合成の機能「ブレンドモード」で色を反転。


1.「調整レイヤー」で効率よくエフェクトを追加

本動画の6秒あたりから、“画面上に小さな光の粒子”が飛び交うエフェクトを入れています。
エフェクトは、編集する素材に直接追加して適用させるのですが、効果を付けたい素材が多ければ多いほど、1つ1つにエフェクトを手作業で入れていく必要があります。
裏技として「エフェクトをコピー・ペースト」という機能をマウス右クリックで行う事も可能ですが、それも結局は1つ1つ素材を選択するので手間に。
そこで役に立つのがメディアタブ内にあるこの「調整レイヤー」です。


調整レイヤーは透明なフィルターのようなモノで、エフェクトを重ね掛けする事も出来ます。
効果を付けたいレイヤーや範囲の1番上に配置し、色補正や今回のような光の粒子などのエフェクトを追加する事で、素材1つ1つにエフェクトを入れる手間を一気に省けます。
これを応用すると、本動画の冒頭の「ミライ福祉研究所」という文字の上を、レンズが通るような効果も自作する事も可能です。

2.画面切り替え効果(トランジション)を「キーフレーム」で自作

ちょっと意味の分からない言葉だと思うので簡単に説明します。

・トランジション

映像と映像の切り替わりをスムーズに見せる視覚的効果。
テレビやYouTube動画でよく見る、映像が次のシーンに入る時にデカデカとチャンネル名が表示されたり、ズームやぐるっと画面が回ったりする“アレ”である。

・キーフレーム

設定すると「◇マーカー(始点・終点)」の間、マーカーに記憶された素材の位置などの情報を元に、アニメーション効果を表現する事が出来る。
動画上に配置した素材を「左から右に、右から左に」動かしたり、透明な状態からゆっくりと鮮明に映し出したり、といったアニメーションが作れる。


この2つの機能は、本動画の至るところに使用しています。
例えば、冒頭の会社ロゴ。


ここの縞々の部分にはトランジションタブ内にある「波」という効果を入れました。
水滴が落ちたような波が立ち、黒いロゴに色が入っていく様子を表現しています。

また本動画の6秒から、白い背景から映像が浮かび上がり、ゆっくりと横に移動しながらシーンが切り替わるこの部分には、キーフレーム(◇マーカー)を使用しています。


キーフレームは、素材の位置やサイズ、不透明度を記憶するという機能で、工夫次第では立ち絵の静止画をまるで歩いているようにも見せる事が出来ます。

3.色彩合成の機能「ブレンドモード」で色を反転

これまた聞き馴染みのない言葉だと思うので簡単に説明します。

・ブレンドモード

透明度や明るさ等をプリセット設定で、動画の一部をミックスさせて変化を付ける手法の事。
もっと簡単に言うと「明るいところはそのままに、暗い箇所のみ明るく」したり、「すでにある色はそのままに、赤や青、ピンクなどの色を全体に重ねて演出」したり出来る。


本動画では、冒頭の会社ロゴのシーンにブレンドモードを使用しました。
会社ロゴの素材を2つ重なるようにレイヤーを上下に配置し、上のレイヤーにある素材に「ブレンドモード→差の絶対値」を適用。


すると、上の素材が下の素材に対して色反転するようになります。
この状態を一度、フィモーラの機能上にある「Snap shot(スナップショット)」でPNG形式の画像にして上のレイヤーの素材と置き換えました。


置き換えた理由は、ブレンドモードが適用された素材に、トランジションが上手く反映されなかったからです。
色々と効果を試して、自分のイメージに合ったモノを選択してみましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。
動画編集をすでに触っている方や、これから触ってみたいと思っている方に、少しでも有益な情報となれば嬉しいです。
今回紹介したテクニック以外にも、閃き次第では色々な効果や効率化の可能性をこのフィモーラは秘めています。
フィモーラユーザー向けにWondershare社は、公式YouTubeでチュートリアルや応用テクニック、多く寄せられた質問を題材にした動画を公開しています。「こんな動画が作りたいけどどうしたらいいか分からない!」にも丁寧に回答されており、ユーザーと開発者との距離が近いという印象を受けました。
最新版のフィモーラ13から、AIアシストを使った編集も追加され、より動画編集が身近で簡単なモノになる事でしょう。

これからもコツコツ動画を作りたい、いぶりがんこでした。
へば、まんず!

いぶりがんこ

いぶりがんこ

「スモーキー」で「薫り高い」モノが好き。

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