コンセプトと前書き
第二章は牛の品種であるオーロックスと、オーロックスが姿を消した理由、
時代が新石器時代となり、農民が被支配層へと組み込まれた経緯を解説しています。
南アジア(インド)の牧畜はインダス文明とアーリア人の支配という二波によって、
階級社会を含む文化を生み出したと言えます。
本記事では、農業・牧畜そのものの伝播ではなく、馬と車輪という、
農業の技術革新と共にインド・ヨーロッパ語族が広がった説という
本動画のバックグラウンドについて掘り下げています。
また、動画では掘り下げられなかったドイツ原産のホルスタインも、
かつてゲルマン戦士の兵站(兵糧)として、
古代ローマ崩壊という大イベントに関与した可能性を示唆しています。
言語と牧畜の技術革新
nature誌の最新の情報(2025/2/6)によると、ヤムナの人々※は、
インド・ヨーロッパ語族をユーラシアステップ(東ヨーロッパからアジアに広がる地域)
からヨーロッパ大陸に広めるのに重要な役割を果たしたと考えられているそうです。

※
ヨーロッパから見ると、前章の初期ヨーロッパ農耕民の後の青銅器時代に入植した人々。
ゲルマン民族やプロイセン兵士同様、ガタイが良く骨太なイメージ。
(Google Gemini)
これは、単に牧畜という食文化と共に広まったのではなく、
馬・車輪・青銅器が拡散の鍵となったそうで、したがって、
言語や文字は食文化や食生活ではなく技術の拡散と共に広まったと考えるのが自然です。
つまり、原始的な牧畜の発明を0→1であるとするならば、
1→2→…→10とする技術革新が、言語を広める鍵となったと言えます。
ヤムナ文化と言語
ヤムナ文化は、波状に遊牧民を移動させ、
インドでは、アーリア人の征服によって農民(農業牧畜民)を被支配層に組み込み、
現在のヒンドゥー教やヒンディー語に発展しました。
ヒンディー語は、世界共通語である英語を除けば、中国語、
スペイン語に次ぐ母語話者数を持ち、世界への影響は計り知れないと言えます。
ヤムナ文化は一つの帝国や民族の祖先を指すものでなく、
青銅器時代に興った文明の改革で、ユーラシア大陸の広い範囲に、
インド・ヨーロッパ語族をもたらしたと考えられます。
一方、日本は中国を通して青銅器革命~鉄器革命の影響を受けましたが、
現代日本語は大和言葉に漢語(外来語)を組み込んだ形である為、
シナ・チベット語族(漢語の直接祖先)とは異なると言えます。
日本は「国土・民族・言語」の三要素がほぼ完全に重なった稀有な例であると言えます。
(ただし、古代インド語であるサンスクリット語は、教典などを通じ、
一部、日本語として定着している。)
牧畜と兵站、国力
南アジアの支配は早い時期に確定したと言えるものの、
ヨーロッパでは、ラテン人は南へ、ゲルマン人は北へ、ケルト人は西へと進出し、
流動性がかなり大きく、世界史でも難関ポイントと言えます。
牧畜では、ホルスタイン牛はゲルマン人によって、ヨーロッパに広まったとされ、
ゲルマン系はタンパク質を多く摂取する事から、体格に優れているイメージがあります。
彼らは古代ローマのような統一的な中央集権体制を採らなかったものの、
傭兵としてローマ帝国に組み込まれ、軍事の中心に食い込み、
下剋上を果たすという形で、
最終的に古代ローマを滅亡に追い込みました(オドアケルのクーデター)。
古代ローマは比較的新しい鉄器時代というカテゴリーに属す時代でしたが、
技術の伝播、食生活、兵站面において、徐々にゲルマン人が拮抗し、
古代ローマを最終的に打倒したと考えられます。
動画本編
動画素材出典
キャラクター
イラスト
SITE : COCOON
MASTER : 八色いんこ 様
キャラクター・ヴォイス
音声:VOICEVOX
Characters:
・春日部つむぎ
・四国めたん
・中国うさぎ
テロップ等
テロップ、台詞枠:テロップ.サイト
黒板:OKIMONO
地図
地図:Google Earth(Image © Google, Maxar Technologies, 2025)
画像および写真
画像生成:ChatGPT(OpenAI / DALL·E)
画像生成:Google Gemini
単発(登場順)
悲しい表情をした中東系の男性:写真AC(photoK in Japan 様)
松林 海岸砂防林:写真AC(FRANK211 様)
夏の太陽の日差し:パブリックドメインQ
使用ソフト
ソフト:饅頭遣いのおもちゃ箱
参考書籍
人とミルクの1万年(岩波ジュニア新書) / 著者:平田 昌弘 氏

