実は怖い!冬の車内にご用心

しったげ さんびぐなったんしな~ (とても寒くなりましたね)
こんにちは、雪国の山中に住んでいるいぶりがんこです。
降雪量が増え、日を追うごとに雪による事故やトラブルの報道が全国的にも目立つようになりました。
今回のテーマは「車が雪で立ち往生したときの危険性」についてです。
雪に慣れている人やそうでない人、どの人にでも起こり得ることなので改めて確認しましょう。

静かに迫る車内の危険

車が雪に埋まって動けなくなったという経験はありますか?
寒さや事故から身を守るため、やむを得ず車内で救助を待つということがあるかと思います。
一見、安全に思える車内にも危険が潜んでいます。最悪の事態にならないように対策も併せてチェックしていきましょう。

危険その1 一酸化炭素中毒

自動車の排気ガスには有毒な一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素は空気より軽く、無色・無臭・無刺激の気体なので、危険の察知が難しい有毒ガスです。
マフラーの周辺に雪が積もり、行き場を無くしたガスが自動車の下から車内へと侵入します。


初期症状として、頭痛やめまい、吐き気、不快感などが挙げられます。
待機中はエンジンを切ることが推奨されていますが、防寒のため切る判断が難しいかも知れません。エンジンをかけたままできる対策を下記にまとめました。

1. 定期的にマフラーの周辺を除雪する
2. 車の風下側の窓を少し開けて換気をする
3. 脱出用に風下側のドア周辺の除雪を定期的に行う

有毒なガスの侵入を防ぐことが大切です。万が一に備え、緊急脱出用に雪が積もりにくい風下のドア周辺もマフラー同様に除雪しておきましょう。

危険その2 エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)

座席に長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなって血のかたまりができ、エコノミークラス症候群の危険性が高まります。
初期症状として、足のむくみや痛みを伴う腫れ、胸の痛み、息苦しさなどが挙げられます。
未然に防ぐことが大切なので、待機中は下記の行動をとるようにしてみてください。

1, こまめな水分補給
2, シートベルトを外し、衣服のベルトを緩める
3, つま先やかかとの上げ下げ運動やふくらはぎのマッサージ
4, 寝るときは足を高い位置に上げる

なるべく同じ姿勢で長時間いないことが大切です。足の上げ下げやマッサージなどは車内でもできる有効な予防策です。
詳しい方法は下記リンク先にて動画と画像付きで確認できます。

厚生労働省
リンク : 『エコノミークラス症候群の予防のために』

車内に備えたいアイテム

非常時に困らないように車内に入れておきたいアイテムを一覧にしてみました。

・毛布、ひざ掛け
・軍手、手袋
・防寒着
・長靴
・非常食、水
・モバイルバッテリー
・折り畳み式スコップ
・スノーヘルパー
・スノーブラシ
・ブースターケーブル
・けん引ロープ

車種ごとに荷室の大きさが異なるので、すべてを詰め込むことは難しいです。状況に合わせ、最低限のモノだけでも用意できれば安心です。

まとめ

大雪や天候が荒れると予想されるときは外出を控えるのが最善です。どうしても外出をしなければならない場合は、事前に路面状況や天気予報などしっかりとチェックしましょう。
スマートフォンで雨雲や路面状況をリアルタイムで確認できる便利なアプリが増えてきています。
年末年始の帰省や冬のレジャーなど安全を優先し、事故のないよう楽しみましょう!

良いお年をお過ごしください
へば、まんず!

いぶりがんこ

いぶりがんこ

「スモーキー」で「薫り高い」モノが好き。

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