秋田県で頑張っているすごい人をリレー形式で紹介していくサイト

お店で、あるいは農場で、工場で、いろんな場面にすごい人はいます。
ご紹介するすごい人の魅力を本人の言葉を出来る限り活かしてお伝えしています。
あなたの町にもいるかもしれないすごい人をぜひ見つけてください。

#002 青柳 州子/Lady’s Shop KONNO

秋田のすごい人

Lady’s Shop KONNO

1978年創業のアパレル専門、セレクトショップオーナー

生まれは大阪。2歳半で父の実家がある大曲に帰省。
両親が起業したお店の奥の部屋で、ファッション雑誌を絵本代わりに、ミシンと針と糸をおもちゃ代わりにして育つ。
現在は2代目として活躍中。地域に愛されるお店の、ふわっと自然体の可愛らしいオーナー。

基本的にそんなに気はつかっていないです

スタッフ「おこめのさわたさんから、面白い人だよとご紹介いただきました。」

いえいえ、おこめのさわたさんの方が数万倍くらい面白いです。(笑)

スタッフ「おしゃれなお店と聞いて来ました。」

そう思われます?たぶん、気のせいです。

スタッフ「今日のお召し物は、おしゃれで可愛いですね。
コーデュロイのオーバーオールがステキです。」

いやいや・・・そんな、基本的にそんなに気は使っていない(笑)。

寒すぎていっぱい着ているけど。(笑)

私は退屈な人ですよ

私なんか商店街の下っ端のほうなので(笑)、
ほかの人より本当に下っ端なので、どうしてさわたさんが私なんか紹介してくれたんだろうと思って・・・

私は、退屈な人ですよ。
退屈な人・・・たぶん、うんうん・・・普通の人なので。

実は生まれは大阪なんです 関西色ないんですが

小さいころはあまりものをしゃべらない、人見知りの子でした。
特に夢とかもなかったんですよ。

生まれは大阪なんです。

父が大阪のほうでサラリーマンやっていて、実家が秋田でした。

父が秋田で起業してお店を開くということで、わたしが2歳半のときに戻ってきました。

それから、ずっとここなので関西色はないんですが。

幼少期から絵本代わりに、CanCanとかJJとかを店の奥の部屋で見てました

両親がこのお店始めて45年になります。

わたしは小さかったので、家にお留守番で置いておけないから、お店の奥の部屋で遊んでいました。

幼少期からCanCanとかJJとかのファッション雑誌を絵本代わりに見てました。

ミシンで遊んだりとか、針と糸で遊んだりとかしていました。

ファッションは生活の一部でした

ファッション雑誌を見て育ったので、好きとか嫌いとかじゃなくて強制ですかね。もはや、興味が有る無しじゃないんですね、もう。

好きとか嫌いとか考えたこともないです。

大学進学から一度はファッションから離れたけど

大学進学の時、服飾関係には行きたくなかったわけ。

たぶん、その環境に置かれると、ファッションが嫌いになりそうだったから。

だから、普通の大学に行ったんですけど
アルバイト先や就職先は、結局、販売や洋服に関わることになってしまいました。

だって就活しても、普通の企業に応募する志望動機がわからない。
面接を受けても志望動機が全然浮かんでこなくて(笑)

結局、アパレルの会社に就職して、30歳くらいまで働いて、秋田に帰ってきて、今に至ります。

ファッション以外は考えたこともない。というか、何も思い浮かばないで生活しいてた。
そんな感じですね。何も考えてないんです。

スタッフ「自然体ですね。ファッションに恵まれた環境がうらやましいです。」

恵まれているとかではない。

ここしか知らない。

知らないんです本当に。


知らないから・・・逆に、普通の人ってどうやって暮らしてます?

みんな、どうやって生活しているのかよくわからない。

両親がやっていた店を継いで、母との意見の相違は・・・

親子は言いたいことを言っても、もめないというか・・・これ、たぶん他人だったらえらい騒ぎになっているかと(笑)

意見が合わなくても合わせさせる

わたしがお店のことを全部やっているから、意見が合わなくても合わせさせる。(笑)

わたしがお店やっていると、やっぱり方針が決まってくるじゃないですか。

そうなると、向こうがいろいろと意見があろうが、「これ売ってください。」の話ですから。

ある程度、わたしの中のビジョンっていうのがあるから、合わせさせるようにしています。

お客さんから、こういうの欲しいと言われれば別ですけれど。

流行りは追わないトラッドスタイルが中心

基本的には、去年買ったものを合わせても大丈夫なものみたいなトラッドスタイルが中心です。

あまり流行りを取り入れてないです。
去年の服を着たら恥ずかしいみたいなものは入れていません。

世の中的な今年の流行りは、ここ数年はテーラード(仕立ての良いスーツ)みたいなものが来ているかなと。

あとは、カラフルなグリーンとかブルーとかですね。そういうものとセットアップするのは来ると思います。

お店での売れ筋は、DMG(ドミンゴ)のパンツ

うちで一番出ているのが、DMGというブランドのパンツとかですけど・・・・(と言いながら商品整理をはじめる)

急に商品そろえはじめちゃったりして(笑)、すみません・・・急に商品整理はじめて(笑)

スタッフ「履きやすそう。」

そうですね。一回履くと、あまりに形がきれいでやみつきになります。

ちょっと高めではあるんですけど、結局ここのしか履けないですよ。

アクセサリーはRamiuですね

さっき入荷したてほやほやです。

インスタにもあげる予定です。

パールを中心としたアクセサリーは着こなしを上品に見せてくれます。

猫好きな方や猫グッズがお好きな方におすすめのブラウス

猫のイラストがラフなタッチで描かれているデザインです。

猫グッズファンは多いですよね。

そんなに写真撮るところあります?大丈夫ですか?

それは、履物の加藤さんところにあった招き猫です。

履物の加藤さんのところで、メンズのポップアップを年2回やっていまして、それでしょっちゅう行ってるんです。

わたし、お菓子を作ってるんですよ。お菓子作りが趣味なので、加藤さんに作って持って行ったりしてます。

おこめのさわたさんへ行った時にも、お菓子持って行って、迷惑かなと思ったんですけど、
優しく「うちにも持ってきて。」と言ってくれました。

そのおかげで楽しく交流できています。

メガネのKUROSAWAさんとコラボ

メガネのKUROSAWAさんとコラボレーションしていて、お客さんが行き来してくださるんです。

メガネのKUROSAWAさんのところへ週2でメガネを交換しに行ったタイミングで、うちの洋服を飾らせていただいたりしています。

バカバカ売れるというよりも、ジワジワ動いてきていますね。

先日もKUROSAWAさんから「ごめん、お店でもう売っちゃったからお金とりに来て。」

なんて言われたり、

「今、洋服が売れっちゃって、マネキンが裸んぼうだから、着せ替えに来て。」(笑)

すいませーん。と、言ってKUROSAWAさんへ行ってます。

そうですね、結構お客さんが行き来をしてくださるのですよ。

KUROSAWAさんのお客さんがうちに興味持ってくれたりとか、逆にうちのお客さんもKUROSAWAさんに興味持ってくれたりしています。

うちのお客さんに、「KUROSAWAさんは時計の電池交換一つ、細かいところまでやってくれるみたいよ。」と紹介すると、
「あら、そうなの?」と。
お客さんはKUROSAWAさんのところへ行ったりしてくれて、嬉しいです。

「行ってみたらすごくメンテナンスがしっかりしていた。」と、

お客さんの反応がよくて、その後購入したという流れがあります。

そういう行き来があっていいなと思います。

ほんとにね、優秀なんですよ、KUROSAWAさんの販売員さんが(笑)

助かります。もうね、うちに来てもらいたいくらい優秀な女性販売員さんがいらっしゃってね。

行くと、めっちゃ盛り上がってなかなか帰れないみたいな(笑)、そんな感じです。

現状維持という目標は ほんと大変なこと

スタッフ「今後、お店をどうしていきたいですか?」

現状維持です。(笑)

でもね、現状維持って一番難しいですよ。

流れがぐんと上に伸びたら、次は下がるしかないじゃないですか。

でも、現状維持でいるのは本当に難しい。

楽しいことは考えつつも、たいそうな目標は掲げないように現状維持です。

それにはパワーも要るのです。水面では現状維持でも水面下ではバタ足しながらです。
わたしも年も年なので・・・

スタッフ「えっ?ぜんぜん年齢がわからないです。」

大人の休日倶楽部までカウントダウン。

スタッフ「大人の休日俱楽部って、何歳からですか?30歳くらいですか?」(笑)

商売で大きいこと言う人いるじゃないですか。

あれって、結構自分でハードル上げてるなって思うんです。

すごい目標掲げてる人を見ると、商売を早く終わらせたいなだべが?(終わらせたいのだろうか)って、思っちゃう。

見ていると、そういう人ってだいたい潰れていくじゃないですか。

だから、画期的なことじゃなくて、楽しいことならやっていいけど、それもちゃんと地に足つけて、自分が見える範囲内でちゃんとやっていこうということです。

現状維持というのは、本当に大変なことなんですよ。


スタッフ「大人だー。」

いやいや、そんなことないですよ。大人の休日俱楽部。(笑)

スタッフ「さっきの大人の休日俱楽部の話題が、ここできましたね。」

そうそう、そうなんですよね。(笑)

人生の一曲 【フジファブリックのバウムクーヘン】

わたし、フジファブリックってすごい大好きで、その中の「バウムクーヘン」という曲。

この曲は、心の中の後ろ向きなことを歌っているんですね。

普通、前向きなことを歌ったりしている曲が多いじゃないですか。

この曲は後ろ向き。
というのは、心の中のムチャクチャなことを、割と素直に吐き出していて、そういう曲はあまりないなって。

わたしにもそういう感情があるときに聴くと、あー今こんな感じだなって、心に浸みてきます。

普通に生きていたら、前向きになって行こうっていうものが多いと思うんですが、後ろ向きを歌詞にしてるところが、自分が生きてきた感情に近いなと思って選びました。

次の人紹介 トイプードルつながりでノリがいい人

うちの店長であるトイプードルのきゅうちゃんを見て、カワイイって言ってくれて、同じ色のトイプードル飼ってかわいがっています。

バンドやってらして歌も上手だし、お話も上手な人です。

佐々木塗装の佐々木さんを紹介します。

たぶん、おこめのさわたさんくらい面白いと思います。

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