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【番外編】Vol.1 石井 景介/KPアドベンチャー

お客様の声

KPアドベンチャー

元社会人アスリート保険営業マン

にかほ市南極公園内にてカヌーという『非日常』を体験させてくれる元社会人アスリート。
本業は保険のコンサルティング、著書「選択肢を奪わないための指導法」を出版、カヌーでは五輪候補まで上り詰めた元プロ選手。
2021年には「雄物川100㎞カヌーマラソン」を成し遂げた。
「山川海が好きですね。秋田の自然サイコーなんですよ。秋田大好きです。」と秋田の魅力について語る。

私自身の宣伝をしたかったんです

私、本業は保険屋なんです。
この仕事好きなんですけど、自分から「保険入りませんか?」って言うのが得意じゃない、というか好きじゃなくて。
それをやらないにしようって思ったんです。
でも待ってるだけじゃ、いつお客さんが来てくれるかなんてわからないので、どうしたらいい待ち方が出来るかなぁって。
いろんな人に「そういえば石井って保険やってたなぁ」って、第一に思い浮かぶようにするにどうしようか考えたんです。
保険以外のことで「自分に出来ること」って。
そしたら10年間やったカヌーがあったんです。
当時は遊びでもやらないくらい、きっぱり辞めてたんですけど、さすがにもったいないなって。その経験こそ、ほかにないモノだったので、私にしかね。

好いてくれてる人がいるから

実は保険の研修生だったとき、保険の職を失いかけたんです。
でも「石井だから契約するよ」って言ってくれた人が多くて、そういう人たちにもっと力になりたいし、付き合っていきたいと思ったんです。
だから、どうやって続けるかだけをすんごい考えて、選択肢として「辞める」っていうのはパッとは出てこなかった。
一貫して私は「ありがとう」って言われたいし、言いたいし、そうやって仕事も遊びも本気で、そういう場面ってすごく嬉しいなぁって。
誰かのために行動出来る人ってカッコイイですし。
この話長くなるから本にしようかなぁ。

雄物川100㎞カヌーマラソンやって、ほんとに良かった

KPアドベンチャーをただ「始めました!」だけだと、集客力に乏しいと思って、何か人を巻き込む宣伝が出来ないか考えたんです。
「雄物川 100㎞」って検索したらまだ誰もやってなさそうだったので「これはやるしかない!」って思って、そこからの行動は早かったですね。
2021年の夏手前ぐらいに計画して、やったのがその年の9月だったので、準備期間は1ヵ月ほどしかなかったんです。でもKPアドベンチャーを来春には開始したかったから、やるなら今年!って。

たくさんの応援のおかげで可能になったんですけど、もちろんそれだけじゃなくて「やりたい気持ちはわかるけど」って声もあって、あまりの不安と緊張で新聞とか告知が数週間遅れたんです。
早くしないと雪降っちゃうんで、秋田だと。「もうやってしまえ!」の勢いで行ったみたいなもんですね。
でもフタを開けてみたら、予想以上の応援があって嬉しかったです。

インスタで生配信してたんです

2日間ずっと川の上なので寂しいとか孤独感じるかなぁって思って、インスタグラムで生配信しながら漕いだんです。カヌーにスマホ固定して、専用の予備バッテリーも積んで。
これが大正解だった。
視聴者さんや友人からの応援のコメントがたくさんあって、時間的な苦痛がなくなったんです。
配信を見てくれてた友人が夜に、上がれる岸を車のライトで照らして「ここ上がれるよ!」って教えてくれたり、ゴールの河口には会ったことのないたくさんの人が駆けつけてくれたりして、かなり嬉しかったですね。
新聞にも載って、いろんな人の協力がなかったら、心的にもたなかったと思う。
いやぁ…、やってよかったですほんとに。

始めたきっかけには、伝えたい「テーマ」があるんです

私がこれまで保険屋をしながら本を出版したり、雄物川100㎞を漕いだり、KPアドベンチャーを始めたりしたきっかけには、どうしても伝えたい「テーマ」があるからなんです。
それは「既成概念に囚われないこと」と「選択肢を狭めないこと」で。
特にこれからの世代に「オトナってこんなに楽しいんだ」って思ってもらいたくて、いろんな活動をしてきたんです。
「大人だから」とか「社会人なんだから」とか「どうせできない」とか。
人からの影響や自分でそう思って選択肢が減ってしまうと、どうしてもストレスが増えて楽しくないって感じる
カヌーでオリンピックを目指しているときも、もちろん周りから「どうせ無理」という言葉はあって……。
結果的にオリンピックには出られなかったんですけど。
でも、最初から無理だと思ってやった「出られなかった」と、一生懸命やって「出られなかった」は同じ結果でも内容とか意味が全然違う。まったく違う。
そういうことを伝えたいってのが、一つ原動力としてあるんです。

人一倍、自分を見つめ直すタイプ

小学生の頃の私は物静かで、別に悪さもしない「成績オール3」のこれといって目立たない子供でした。
それまでサッカーをやってたんですけど、練習の方が好きで試合とか緊張するから出たくないなぁって思ってて。ベンチにいるのが一番心地いいと思ってるほどでした。
高校に上がったらサッカー部がなくて、そこでカヌーと出合ったんです。
カヌーを始めたからこそ、いろいろ挑戦出来たと思うので、もし高校にサッカー部があったら、かなり違った人になってたと思いますね。

黙々とやれるカヌーが合ってた

チームプレイも好きには好きなんですけど、個人競技の「やったら、やった分だけ」っていう、自己責任みたいなところが好きですね。
競技カヌーやってるときから、漕いでる自分の姿をビデオとかで見ることが多くて「どうしてこうなったのか」「なんでこれ出来ないのか」って反省したり、改善したりを人一倍考えるし、得意というか好きでした。
大学ではチームボートもやるんですけど、チームか個人かというより、まず個人を一生懸命やってれば自ずとチームボートにも繋がるって感覚でした。

秋田の自然サイコーなんです

大学のときは、カヌーを絶対仕事にしたくて、というかカヌー一本でいこうって思ってて。
「いいよ!」「うちで出来るよ!」っていってくれるところがあれば、場所はどこでもよかったんです。
第一志望として「やっぱり秋田に」って、帰りたい気持ちはあった。
運よくと言いますか、おかげ様で雇ってもらうことができて、第一志望そのまま好きな秋田に帰って来ました。
それでも当時は、帰りたい気持ちと、どこでもいいって気持ちが半々くらいありましたね。

秋田が大好きです

秋田の山、川、海が大好きですね。
これがもし都会だったら移動だけで一大イベントになっちゃうのに、こっちだったらノリでなんぼでも行けちゃうから、秋田の自然サイコーなんですよ。
カヌー漕いでても、そう思いますね。

私、写真も好きで

KPアドベンチャーに来てくれる人は、お子さん連れのお母さんお父さん、老若男女さまざまで。
私、教えながら写真も撮ってて。
スマホじゃないから、なかなかいい画質で撮れるって好評なんですよ。
カヌー体験自体はいろんなところでやってるけど、写真も撮ってくれるところってほかにないかなぁ。
ミラーレス一眼カメラ、防水じゃないんですけどね、カヌーの技術がある私だから出来ることなのかなって思ってます。

ホームページ綺麗だねって言ってもらえて、気に入ってます

今までインスタ一本でやってて、それだと見てくれる人がどうしても限られてた。
そこにホームページっていう媒体が1個増えたことで「秋田 カヌー」で調べてもらえれば「こんなのがあるんだぁ」っていうような、選択肢が増えるのって私としても非常に大きいですね。
周りからも「綺麗だね」「どこで作ってもらったの?」って言われることもあって、見やすいという反響もあってありがたいです。
ホームページの写真とか、私の使ってくれててすごく気に入ってます。
おかげ様でホームページからの予約が増えました。

仲間増やして、河に出たい

去年(2022年)は、立て続けに体調を崩したり、怪我したりしてしまって。
いやぁ……ドドッと来ちゃって、体力と健康で苦労したんです。
なかなか今まで病院にかかることもなかったので、お祓いにも行ったんですよ。
今は信じられないくらいすこぶる絶好調で、健康であることが何より嬉しいです。
いやほんと、信じちゃいましたね、お祓いとかそういうの。

せっかく雄物川100㎞やったから

カヌーって舟さえあれはどこにでも行けるんです、もちろんある程度の技術あってですけどそこが魅力だと思ってて。
KPアドベンチャーでは初心者向けでカヌーの基礎を小さい池で教えてるんですけど、ずっとそこだけだとカヌーの魅力が伝わりきらなくて。
準備も、教えるのも、写真も現状ほぼひとりでやってるんです。
スタッフがいれば体力的にも余裕出来るし、写真も、教えるのも、特化して出来ると思ってて。
今はまだ出来ないですけど、せっかく雄物川を100㎞下見してるので、いずれは行けるように広げていきたいですね。

人生の一曲 THUNDER「好きなように生きればいい(feat.GADORO)」

選曲にすごく悩みましたね、どういうラインでいこうか……好きなのいっぱいあるんですよ。
ラッパーとかでもいいんですか?
歌詞とかすぐ染みちゃう男なんですよ、影響受けやすいというか。
こういうレゲエとかヒップホップが好きで、お気に入りの歌詞はタイトルそのまま「好きなように生きればいい」です。

やっぱり、中島みゆきさんとかの方がよかったですかね?

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