こんにちは、『にっちDEまにあ』です。
皆さんはカメラを持っていますか。
今はスマートフォンで撮るのが当たり前ですが、40年ほど前、カメラと言えばフィルムカメラ
でした。
今回は、そのフィルムカメラのお話です。

■フィルムカメラとは。
フィルムカメラとは、その名の通り、レンズから取り入れた光をフィルムに感光させ、
記録するカメラです。
(感光材をフィルムに塗布し、光により焼き付ける仕組みです。)
私が社会人になる頃、デジタルカメラはまだ存在せず、1995年にカシオが発売した『QV-10』が
民生用、世界初の液晶付きデジタルカメラと言われています。
■フィルムの規格と撮影枚数。
手のひらサイズの35mmフィルムが一般的で、撮影枚数は24枚か36枚が主流でした。

■出先でカメラを忘れたら?
そんな時は、近くのカメラ屋やコンビニ、スーパーで手軽に買える「写ルンです」がありました。
1986年7月に富士フィルムから発売され、旅行先でも気軽に購入でき、万が一紛失しても安心という理由から爆発的にヒットしました。

このカメラの素晴らしい点は、フラッシュ内蔵で焦点距離が無限なため、だいたいシャッターを
押すだけでピントが合うことです。
しかし、素人が使うと白飛びや黒つぶれの写真を量産してしまうことも…。
当時の費用
例えば、24枚撮りのフィルムの場合、、、。
写ルンです代:1000円
現像代:1000円
焼き付き印紙代:1000円
合計で3000円が飛んでいきます。

■一眼レフカメラとの出会い。
「このままではもったいない!」と奮起し、私は一眼フィルムカメラを購入しました。
カメラを変えた結果、見事に写真の世界にハマり、現在に至ります。
そんな折、テレビで写真家・加納典明氏に『写ルンです』を渡し、写真を撮ってもらうという企画を
目にしました。

加納典明氏は、実に見事な写真を『写ルンです』だけで撮影していたのです。
「プロは腕でカバーできる」――
その言葉どおり、機材ではなく“技術の差”をまざまざと見せつけられた瞬間でした。
この記事を読んだ私は、「自分ももっと腕を上げなければ」と、カメラ雑誌をにらめっこしていた
記憶が思い出されます。

■『写ルンです』から趣味沼へ。
私は『写ルンです』をきっかけに、写真という趣味に出会いました。
『写ルンです』は、写真(カメラ)へのハードルを大きく下げ、皆に広めた存在だと思います。
その功績はとても大きく、ガラケーでの写真、そして今のスマートフォンでの写真文化へとつながる「布石」になったのではないでしょうか。

最近、フィルム写真ブームが再び起きています。
一昨年の7月には、リコーから『PENTAX17』というハーフサイズ(35mmフィルムの半分のサイズ)
のフィルムカメラが新たに発売されました。
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/pentax17/
現在では、スマートフォンで写真を撮るのが主流で、メモリの容量が許す限り何枚でも撮影
できますし、撮ってみて失敗してもすぐに削除できます。
しかし、一発勝負のフィルムカメラならではの緊張感や、写真に込める思い入れは、今の若者にとって新鮮に感じられるのではないでしょうか。

■最後に。
カメラ大手チェーン『カメラのキタムラ横手店』が、今年1月に閉店しました。
約25年にわたり、カメラの購入やフィルムの現像、家族写真の撮影などでお世話になってきた
お店です。
フィルム全盛の時代、私が20代の頃に撮った写真、そして子どもや家族の写真は、
キタムラのフォトブックとともに、今も大切に保管しています。
フィルム写真には、デジタルにはない独特の「温度」や「時間の流れ」があります。
かつて当たり前だった「ちょっと現像に出してくる」という行為も、
専門店が姿を消していくことで、今では気軽に味わえないものになってしまいました。
初めて買ったデジタル一眼カメラ「EOS Kiss Digital」も、このお店でした。
そこから一眼レフは「EOS 7D Mark II」まで、ずっとキタムラさんにお世話になってきました。
当時はどちらも本体新品で10万円強。今では考えられない価格です。
時代の流れとはいえ、またひとつの文化が静かに姿を消していくようで、どこか切なさを覚えます。
お店で受け取った写真の一枚一枚が、今も変わらず、私にとって大切な思い出です。
本当に、ありがとうございました。
今回はこの辺で、またお目に留めていただけましたら幸いです。