こんにちは、『にっちDEまにあ』です。
以前、ラジオのAM放送が全国的に少しずつ姿を消していく、というお話をしました。
ただ、我が秋田のABSラジオは、今のところ「AM放送廃止」をはっきりとは断言していません。
北海道と並んで、AMが今も大切に守られている、全国でも稀な地域だと思います。
だからこそ、これからもABSラジオのAM放送、みんなで聴いていきましょう。
さて、皆さんには「思い出のラジオ番組」はありますか?
夜更かししてこっそり聴いた番組、受験勉強のお供だった番組、車の中で流れていたあの声…。
今回は、私の独断と偏見で、そんなラジオ番組について語っていこうと思います。
どうぞ、最後までお付き合いください。
■今なお放送中、お勧めラジオ番組。

文化放送(ABS 湯沢局 1485kHz/8:49〜9:00)
『武田鉄矢 今朝の三枚おろし』
毎週ひとつのテーマを“まな板”に乗せて捌いていく、というコンセプトの番組です。
武田鉄矢さんが読んだ本やリスナーからの質問の中からネタを選び、アシスタントとともに語って
いきます。
特に、武田鉄矢さん独自の視点によるネタ捌きが非常に面白く、まさに“武田節”の真骨頂。
10分番組ということもあり、テンポよく話が進んでいきます。
ちょっとした隙間時間に、radikoのタイムフリーやポッドキャストでも聴けるのでおすすめです。

TOKYO FM(FM秋田 湯沢局 78.0MHz/14:00〜14:55)
『山下達郎 サンデー・ソングブック』
山下達郎さんのコレクションの中から、1950〜60年代を中心としたオールディーズや、リスナーによる
コアな選曲で構成される番組です。
オンエアは「最高の音質を」という理念のもと、ラジオ向けにカスタマイズされた音で放送されます。
音圧が素晴らしく、まるでCDやLPを直接聴いているかのような錯覚に陥るほどです。
オールディーズとともに、山下達郎さん自身の楽曲も流れます。
ぜひ、この音を体験してみてください。
ただし我が横手市では、送信所が湯沢市と離れているため、FM波だと雑音が混じります。
radikoでの聴取をおすすめします。

NHK第1(NHK 横手局 1341kHz /月〜金 12:20〜12:30)
『ひるのいこい』
古関裕而おなじみのテーマ曲とともに、全国各地の様子を紹介する番組です。
誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
正午のニュースと同じく、NHK FM(NHK湯沢 84.9MHz)でも同時放送されています。
聴いているとどこか懐かしく、1952年から続く番組の重みも感じられます。
この番組ならではの新しい発見もあると思います。
私は土曜日、病院の帰りによく聴いていましたが、2024年度で土曜日の放送は終了しました。
文化放送・ニュースパレード(ABS 17:00〜17:15)
TBSラジオ・ネットワークトゥデイ(ABS 17:30〜17:46)
ABSイブニングニュース(17:50〜18:00)
全国ニュースは文化放送とTBS、それぞれ違った視点から伝えられます。
そこにローカルニュースが加わり、1時間まるごとABSラジオで聴けるのがおすすめです。
■ちょっとした楽しみ方。
正午の時報前に、NHKのラジオをAMとFMで交互に聴いてみてください。
AMでは
「JOUK、NHK秋田放送」
FMでは
「JOUK-FM、NHK秋田FM放送」
とコールサインが流れます。
ちなみにABSラジオは
AM:JOTR(浅舞はJOTO)
FM(秋田90.1MHz):JOTR-FM
FM秋田は、JOPU-FM
横手かまくらFMは、JOZZ2BC-FM
放送開始前後や定時で流れます。ぜひ聴いてみてください。
■我が市のラジオ局。

(スタジオ内画像一部加工してあります)
我が横手市には『横手かまくらFM』(77.4MHz)というコミュニティFM局があります。
J-WAVE(東京)を中心とした番組編成で放送しています。
横手市役所屋上や市内10か所に中継局があり、クリアに受信できます。
聴かないともったいない、横手市のFMラジオです。
■過去のラジオ番組紹介。
ここでは、私の心に残っているラジオ番組を、ほんの一部ですがご紹介していきたいと思います。

TBSラジオ(ABS 月〜金 16:00〜16:30)
『全国こども電話相談室』
我が家は自営業をしていて、学校から帰ると
♪ダイヤル ダイヤル ダイヤル ダイヤル まわして〜
という曲がよく流れていました。
子どもたちの質問に、専門家の先生が生放送で答える番組です。
「うーん、困ったなあ」と悩みながら、他の先生に助けを求める場面もあり、
そのリアル感が面白く、よく聴いていました。

ABSラジオ(土 13:00~16:55)
『音楽情報局 土曜はキャベツクラブ』
「土曜のお昼は音楽がいっぱい」の名調子ではじまる、
賀内隆弘アナウンサーと女性アシスタントによるリクエスト音楽番組でした。
県内レコード店の売り上げをもとに、
邦楽・洋楽のベスト20を発表。
「新譜メッタくりガイド」
「幸せ先取り、電話がリン」
など、印象に残るコーナーもたくさんありました。
親父が車を新しくした頃、ドライブ中はよくこの番組を聴いていました。

また高校時代、友達とABSのスタジオ(秋田市山王時代)を見学した際、
賀内アナから「みかん食べる?」とみかんをいただいたのも、良い思い出です。
そして、時を同じく『サトー音響(当時横手市前郷、いまは閉店)』で買ったSONYのラジカセは、
30年以上経った今でも現役、実家の店でラジオを流し続けています。

■最後に、追悼・久米宏さん。
さて、ラジオといえば「久米宏」さんです。
テレビのイメージが強い久米さんですが、
実はTBSラジオの『土曜ワイドラジオTOKYO』(1978~1985)で、パーソナリティの永六輔さんに
抜擢されたことがきっかけで、一気に花形アナウンサーとなりました。
その後、活躍の場をテレビに移し、
『ザ・ベストテン』(TBS)、『ぴったしカン・カン』(TBS/秋田ではABS)、『おしゃれ』(NTV/ABS)
『久米宏のTVスクランブル』(NTV/ABS)と、次々にヒット番組を生み出します。
そして1985年、『ニュースステーション』(~2004/テレビ朝日)が誕生。
テレビニュースを、単なる「報道」から“ニュースショー”へと変貌させた、象徴的な存在でした。
以前にも触れましたが、秋田ではAABが開局。
1992年9月の試験放送から『ニュースステーション』の放送が始まります。

「間合い」の取り方、話し方、どんな大物にも物怖じしない。
今までにはない、久米さん曰く”司会者”でした。
その後、久米さんはTBSラジオ『久米宏 ラジオなんですけど』(2006~2020)で、
再びラジオに主軸を戻します。
先ごろTBSラジオで
『特別番組・久米宏 ラジオなんですけど』(2026年2月)が放送されました。
淀みなくあふれ出てくる言葉の数々。
その場その場を楽しんでいるような語り口で、今にもそこにいるかのように感じさせる声。
けれど一つひとつの発言には、しっかりとした芯と矜持がありました。
最後に、大瀧詠一さんのスタジオから発見された、大瀧さん自身が歌う「熱き心に」が流れ、
番組は静かに幕を閉じました。
放送を聴いていて、
やはり原点は「ラジオ」だったのだと、あらためて思います。
享年81歳。
最後は、大好きなサイダーを一気飲みして旅立たれたとか。
「まるで『ニュースステーション』の最終回を見ているかのようだった」
と、奥様が語られています。
あの『久米節』。
もう一度、ラジオで聴きたかったですね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
今回はこの辺で、
またお目に留めていただけましたら幸いです。
