【対策】AIによる学習から作品をどう守るか

どうも、いぶりがんこ です。
今回は非常に難しい内容をテーマにしたいと思います。
それは、「AIによる学習から作品をどう守るか」。

みらいワークでも、さまざまな作品たちが日々作成されています。
その中でも、今回はイラストにフォーカスを当て、
みらいワークではどのように保護しているのかお伝えしたいと思います。

AI学習からの保護

みらいワークには現在、イラスト作成に携わる利用者が数人在籍しています。
作成したイラストは“X(旧:Twitter)”や“Instagram”、みらいワークホームページの“GALLERY”にて公開しています。

みらいワークHP
”GALLERY” は こちらから。
URL : https://mf-ken.com/illust/


作品を公開するにあたり、近年問題視されているのがAIによる「学習」です。
AIについては、過去にブログでも何度か紹介した事もありますし、改めて説明する必要もないと思うので割愛します。
わたくし自身、AIを使用してみて、便利で面白いモノであると感じています。
しかし、その一方で“著作権”などの権利上の問題があるのもまた事実。
AIによって学習された作品の大半が作者の承諾もなく、知らぬ間に行われ、自身の画風をコピーされています。
やはりその点においては、イラストを手掛ける方にとって憤りを感じざるを得ないようです。

では、
AIによる学習から作品をどう守るのか。
みらいワークでは「GLAZE(グレイズ)」というツールでAIによる学習のリスクを軽減する取り組みをしています。

“GLAZE(グレイズ)”とは

簡単に説明すると作品に微細なノイズを掛けて、AI学習を阻害するというツール。
ノイズの掛かった作品をAIが学習し、そのデータベースに悪影響を与える事で結果的に作品を学習しにくくするという、いわば“AI特化型トラップ”みたいな感じです。
GLAZEは、シカゴ大学SAND Labのチームとアーティストが共同で開発したツールで、これを公開する前の作品にフィルターのように掛ける事によりAIに学習されるリスク軽減を図っています。

大切な事・意義

対策をしても相手は”AI”ですから、ほんの数日から数週間でGLAZEの効果は薄れてしまう事でしょう。
ここで最も大事なのは、作品を守るという“意思表明”をする事だと思います。
最近では、有名なイラストレーターが「AIを使用したのではないか」と批難されるケースもありました。
こうした意思の表明こそ、
作品を守る事にも、結果的に作者自身のブランドを守る事にも繋がるのではないでしょうか。
そして同時に、AIに関する法整備と保護する手段の確立が早急に求められるのだと、このテーマについて調べている中で強く感じました。

中立な立場としてAIとクリエイターが、
本当の意味で“良い関係”になれる日が来ますよう願う、
いぶりがんこ でした。

へば、まんず。

いぶりがんこ

いぶりがんこ

「スモーキー」で「薫り高い」モノが好き。

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