こんにちは、『にっちDEまにあ』です。
さて、突然ですが皆さんは音楽を何で聴きますか。

今回は懐かしい、あのディスクが2月で生産終了をしたとの事で
この話題について語ってみたいと思います。
青春の思い出、MD。

『懐かしい』と思われる方も多いのではないでしょうか。
昭和時代にレコードやCDからのダビング(複製)といえばテープが主流でした。
平成に入り画期的な商品が販売されます。
1992年発売、SONYのMDでした。
そもそもMDとは何か。

ミニディスク(略称MD)
SONYが開発したデジタルオーディオの光記憶方式による媒体。
簡単に説明すると『手のひらサイズのケースに入った録音ができるコンパクトCD』です。

当時レンタル店で借りてきたCDをダビングし、オリジナルのMDを作ったり
曲の選曲はボタン一つ、曲にタイトルを入れる機能や高速ダビング機能、
曲の演奏部分を切り貼りが出来たりなど、カセットテープに代わるメディアとして流行しました。

また発売年に手のひらサイズ、MDウオークマンを発売。
持ち歩いても音飛びがしないことやメディアを気軽に持ち歩けることから大ヒット。
車載用、コンポ、ラジカセなど様々なハードが次々に発売され
1995年、MDハードウェアの国内販売台数が100万台に達しました。

さらにオーディオのみならず、データ記憶のニーズにも答えました。
1996年、MDDATA規格を使用したデジカメを発売。
1999年、大容量、転送スピードを高速化したMDDATA2規格でのビデオカメラを発売。
オーディオ規格では
2000年、MDLPと呼ばれるデータ圧縮により2、4倍に記憶を拡張した製品が発売されました。
ただし、弱点も。
MDの音声圧縮(情報や音質)がCDの半分であり、劣るためマニアの間では敬遠されていました。

マニア向けには当時、最高品質の録音再生が行えるDATテープが流行していました。
さらに、MDは録音するメディアとの認識の方が強かったため
MDで販売されたアーティストタイトルの大多数がSONYレーベルが占めており、普及しませんでした。
黒船登場、MD衰退。

2001年、アメリカのAPPLEからIPODが発売されます。
特徴はハードディスクを内蔵し、手のひらに収まる小型サイズながら
実に10000曲を入れることができました。

それに伴い、CDからダウンロードへと記憶方式が置き換わっていった結果
2003年をピークに、MDは徐々に衰退していきました。

MDプレイヤーも2020年の製品を最後に終了しています。
詳しくは下記の年表をご覧ください。

さいごに。
録音用MDの生産終了により、私自身当時の記憶がよみがえってきました。
皆さんはどの様な思い出がありますか。
プレイヤーがまだ稼働するのであれば、この機会にあの頃の思い出とともに
聴いてみてはいかがでしょうか。
今回はこの辺で、またお目に留めていただきましたら幸いです。
