こんにちは、『にっちDEまにあ』です。今回もよろしくお願いします。
『大阪万博』が10月13日まで開催されています。

ローカルジャパン展として『水に感じる神性さ』のテーマのもと、北海道、東北で
唯一『横手のかまくら』が兵庫県姫路市と共同でブースを出展、7月28~31日に展示される
との事です。
真夏の『かまくら』、4日間も解けないかと心配になりますが酷暑の中『涼』をとるにはピッタリでは
ないでしょうか。
さて連日の報道を見ていると、大阪万博は待たない万博をテーマにしていたようですが蓋を開けてみるとパビリオン見学で2、3時間と待つことがざらにあるとの事。
そこには私が子供の頃に行った科学万博と変わらない景色がありました。
との事で今回は1985年に開催された科学万博について語ってみたいと思います。
テレビCM連発、開幕半年前電車「エキスポ号」まで登場。

科学万博開幕半年前、1984年9月14日東京駅を出発した全国(北海道、四国を除く)53駅を廻る
鉄道車両サイエンストレイン「エキスポ号」が10月19日横手駅(のち20~21日は秋田駅)にも
やって来ました。
この電車は7両編成で科学万博PRの展示イベント列車でした。
パソコンで遊んだり、相手を見ながら話ができるテレビ電話を体験できたり
おもしろサイエンスの車両内では、月や火星、土星での自分の体重を測ったりもできました。
私も乗車した記憶があります。
この電車により、科学万博への期待がますます高まりました。
また、この頃科学万博イメージキャラクタ『コスモ星丸』をメインにしたテレビCMがこれでもか
と流れていました。
茨城県つくば市、『科学万博』開幕。

茨城県つくば市『万博記念公園』
「人間、居住、環境と科学技術」のテーマに、1985年3月17日から9月16日まで開催されました。
万博開会式当日、NHKは花形アナウンサー松平キャスターとともに特別中継番組が行われました。
(私は当時ベータマックスで録画)
また、万博期間中NHKでは『ハイライト科学万博』という各パビリオンや会場の紹介をする番組が
木曜日夕方から毎週放送されていました。
会場では万博期間中、AMラジオ局『ラジオきらっと』が開局、ラジオから会場の様子や
近辺の交通情報を知ることができました。
夜になると遠距離まで電波が飛び、日本全国から受信報告書(ベリカード)が届いたそうです。
私自身、『科学万博』体験。

当時小学4年生でした、万博はもちろん初めてです。
とにかく人、人、人の多さにただただびっくりした記憶があります。
各パビリオンの2、3時間待ちは当たり前、最大6時間待ちのパビリオンもありました。
そんな中、特に思い出に残っているのは巨大なスクリーンに映し出された滝が印象的な『三井館』
また、『NECC&Cパビリオン』は巨大スクリーンに宇宙空間が映し出され、座席から宇宙船を多数決でコントロールできる体験館でした。
NTT発足直後となるパビリオン『でんでんINS館』(でんでんは民営化前の電電公社の略)では
INS(のちのADSLから光回線)を利用した生活風景、自宅での学習、在宅勤務や在宅医療などを
展示していました。
その後35年たったのち、コロナ禍を経て実現されました。
『芙蓉ロボットシアター』では音楽に合わせたロボットショー(ピンクのチアガール風ロボットが
印象的だった)が開かれました。
また、巨大なSONYジャンボトロン(25m×40m、約2000インチテレビの大きさ)もあり
各会場のイベントなどを案内していました。
富士通パビリオンは世界最大のロボット展示、巨大なスクリーンに手が届きそうな迫力の立体映像に
びっくりした記憶があります。
当時の立体映像は赤青眼鏡をかけて見るものでした。懐かしい方も多いのではないでしょうか。

さらに21世紀の自分に年賀状を出すコーナーが設けられおり、私は忘れていたのですが会場で
『未来の私』にハガキを投函していたようです。
2001年元旦に配達され、懐かしさに感動した記憶があります。

まだまだ思い出は沢山あります。
思い出を振り返りながら、当時の展示物を見るのも楽しいと思います。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
つくば移住情報サイト
https://new-tsukuba.jp/article/page000086.html
つくばエキスポセンター
https://www.expocenter.or.jp/
おわりに

とにかくこの頃は科学万博熱とともに、日本の科学技術はすごかった。
ファミリーコンピュータの『スーパーマリオブラザーズ』が発売
ビデオカメラではSONYのハンディカムも発売された年です。
2025年、科学万博からちょうど40年が経過しました。
今、この時代の万博はどうなのか。
過去の記憶を紐解く中で、覗いてみたい気持ちが湧いてきました。
大阪万博の公式サイトは下記にあります。
https://www.expo2025.or.jp/
今までのそして、これからの万博公式サイトが下記にあります。いずれも是非ご覧ください。
https://www.bie-paris.org/site/fr/
大阪万博2025の後、2027年には横浜で国際園芸博覧会が開催される予定です。
皆さんはどの様に感じられましたか。
今回はこの辺で、またお目に留めていただけましたら幸いです。