チャレンジ!携帯でLIVE中継。

こんにちは、『にっちDEまにあ』です。今回もよろしくお願いします。

先日テレビで40Kmマラソン大会中継の舞台裏が放送されました。

放送を切れ間なくするために15か所に中継アンテナを設けたとのお話をしていました。



ここでふっと疑問が湧きました。
中継スタッフは皆、携帯電話やタブレットを持っています。
この電波で中継できるのではないかと。

との事で、できるだけ安価に屋外で民生用機材をつかって中継する事を考えてみました。

まずは電波の確保。

携帯電話の最安プランを考えます。

現在もっとも安価な使い放題プランは楽天です。
月額3278円で使い放題
となります。

電波エリアは他社より劣りますが、都市部や国道沿いであれば問題ありません。
4年ほど前、我が家のすぐ目の前にも電波塔がたちました。
コスパの面から中継回線は楽天を使うこととします。


次にカメラですが、スマートフォンで十分だと思います。
とのことで月額3278円、民生用簡易中継回線はできあがりです。

テレビ中継も携帯電波で。

▲LIVEU機材例、これを背負ってテレビ中継をする

実は既に業務用(テレビの中継など)でも使用されているのが、NTTコミュニケーションが行っているLIVEUという技術です。

以前TBSテレビ、朝の情報番組で安住紳一郎アナウンサーがこの機材をつかって中継をしたこと
がありました。

途中画像が荒くなるなどのトラブルはあったようですが、それを加味してもSNG中継車(衛星経由
で電波を送受信する車)での送受信を考えるとコスパの面では携帯電波を利用した方が安く上がる

想像できます。

機材はリュックサックに送受信機材を背負い、その先にカメラをつないでの取材ができる事から一人ですべての事が完結してしまう画期的なシステムです。

ただ、安住アナは『お試しで使っています』と話していました。
まだまだ技術を要する中継には程遠いようです。

業務用でも民生用でもコスパの面からも携帯電波利用。

まだ安定という部分では不安が残りますが、無線通信は携帯電波のネットワークがほぼほぼ完成しつつあります。

離島や山地など電波が届かない所では空に向かってパラボナアンテナを一つ建てるだけで送受信できる『スターリンク』と呼ばれるサービスも開始され、個人だと月額約1万円プラス機材代で運用できる
ようです。

前回にもお話しましたが、今年中には先行しているKDDI(AU)に次いでドコモ、ソフトバンク、楽天も
衛星通信事業に参入する予定となっています。

空からの撮影はドローンが主流。

ちょっと昔でしたらヘリコプターを飛ばして、ドアを開けながらカメラを突き出して空撮をしていた
のが普通でした。

今はドローン、民生用も多数販売されており講習会を受けて資格を取りさえすれば撮影できる
時代
となりました。(ただし民家や道路などの公道や私有地は警察の許可が必要)

誰でも発信、あとは技術の問題。

LIVE中継をYOUTUBEやツイキャスなど個人で発信される方が多くなりました。
ただまだまだ固定回線でないと映像画質が不安定なこともあり、途中で途切れたりすることが稀に
あります。

昨今携帯電波はなくてはならないものとなりました。
これからはシームレスに映像電波を繋ぐことが携帯各社の課題となってくるのではないでしょうか。

さて、今回はこの辺で。また、お目に留めていただけましたら幸いです。

にっちDEまにあ

にっちDEまにあ

好きな人はこの上なく、 でない人はそれなりに、 お空でお会いしましょう。

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