こんにちは!『にっちDEまにあ』です。
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんはゲームをやられますか?
今回はその2回目です。
やればやるほ~ど~ファミリーコンピュータディスクシステム登場。
1986年2月『ディスクシステム』がファミコンの周辺機器として発売されました。
同時発売の『ゼルダの伝説』は完成度が高く、当時の大ヒットから現ハードへと続くローンチタイトル(ハードと同時発売)の礎となりました。
また、このハードはソフトがフロッピーディスクでした。ということは書き換えが可能です。
当時、横手ユニオンにあった『おもちゃのキング』、町中にあった『おもちゃのはた』は任天堂公式ショップだったため書き換え可能な機械『ディスクライター』が設置され、当時500円という安さで可能でした。
ディスクシステム代表作
『ゼルダの伝説』
『謎の村雨城』
『ゴルフJAPAN、USコース』
『バレーボール』
『アイスホッケー』 (いづれも任天堂) などです。
自宅保管ディスクシステム書き換えマシーンの『ディスクライター』を模したディスク入れ。
テレビ画面はディスク書き換え中に画面に出るシールが貼ってある。
さて、書き換えと言えば店員さんにお願いをして『ディスクライター』で書き換えをしてもらうのですが、よくあったのがお店で書き換え後、家に帰ってプレイをしようとすると『ブーブーブー』という音とともにテレビ画面に『ERR21』などが表示され、再度書き換えをやり直すためお店に戻るなんてこともありました。
皆さんもそのような経験があったのではないでしょうか?
また、『ディスクシステム』はゲームの音色が違っていました。実はファミコンと違う追加音源を搭載していたため、『ゼルダの伝説』での、オープニングメロディや鐘の音は特に印象深い音色だと思います。後に、カセット版の同じタイトルが発売されるのですが、ディスク版の音色は再現できませんでした。
『ゴルフJAPAN、USコース』はシャッター付きの青色ソフトで発売されました。
これらのソフトは、ソフト内に保存されたスコアやセーブデータなどを任天堂とお店がやりとりする『ディスクファックス』と呼ばれるものに対応したソフトで、スコアに応じた景品でゴールデンディスクカードがもらえると当時、話題になりました。
ホビー進化論~PCエンジン登場。
自宅保管PCエンジン本体(コアグラフィックⅡ、コントローラー連射パット付属)、ソフト スペースハリアー(NECHE)が刺さっている。
さて、任天堂の天下だったゲーム市場に革命となるハードが登場します。
ファミコンのソフトサードパーティ会社で参入していたハドソンから自社開発CPUを積んだ『PCエンジン』が発表となり、ファミコン発売の3年後1987年に発売(共同開発したNECHEから)されます。
このハードの素晴らしいところは『HUカード』呼ばれるキャッシュカードのソフトサイズでした。
しかもソフトを入れるケースはCDケースと同サイズでした。
また、最初の作品から度肝を抜かれました。
ゲームセンター『R-TYPE』のほぼ完全移植です。容量やハードの制約からⅠとⅡに分かれて発売されましたが、家庭用ゲーム機でここまでできるとは思いませんでした。また、後にナムコから出た『妖怪道中記』、『パックランド』、『源平討魔伝』、『スプラッターハウス』いづれの作品もゲームセンターにかなり近い移植であり、ぱっと見だと、どちらかわからないほどの完成度でした。
このクオリティでありながらハード価格は24800円。
同じく移植を張り合っていたハード、パソコンX68000が本体のみで369,000円と考えると、いかに安かったかがうかがえます。
PCエンジン代表作
『R-TYPEⅠ,Ⅱ』(ハドソン)
『妖怪道中記』(ナムコ)
『パックランド』(ナムコ)
『源平討魔伝』(ナムコ)
『スプラッターハウス』(ナムコ)
などです。
また、テレビコマーシャルもバンバン流れており、ハドソン提供番組『大竹まことのただいまPCランド』(テレビ東京、1989.4~1992.3)もありました。
内容は新作ゲーム紹介、ゲーム攻略や流行ものを紹介する番組で、眼鏡が特徴のゲームライター渡辺さんも話題となりました。(現在もYOUTUBEなどでご活躍中です。)
ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その後PCエンジンは家庭用ゲーム機としては世界初となるCD-ROMを採用した、CD-ROM2を発売します。
専用のCD-ROM2を接続することにより、当時主流だったカセットROMタイプよりも大容量記憶ができ、メディアがCDであることから生産も簡単、しかも価格を抑えられるため、カセットROMタイプよりも比較的ゲームの定価が安くなるというメリットもありました。
さて、ここで私の話に。実はこの『PCエンジン』、正月に頂いたお年玉をためにため、また弟との共同出資ということで購入にこぎつけたのでした。
当時、実に感動したことを覚えています。(ちなみに『CD-ROM2』は大人になってから買いました。)
さて、今回はこの辺で、またお目に留めていただきましたら幸いです。
自宅保管『PCエンジン』ソフト群。
左から『カトちゃんケンちゃん』(ハドソン)※、『R-TYPEⅠ』(ハドソン)、パックランド(ナムコ)
※ゲーム『カトちゃんケンちゃん』は、TBSで放送していた『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(1986.1~1992.3)中の探偵物語がモチーフとなっており、この番組から志村けんさん扮する『だいじょうぶだぁ』や志村さんと加藤茶さん扮する『ヒゲのテーマ』を踊りながらマジックをするギャグが生まれ、フジテレビ『志村けんのだいじょうぶだぁ』(1987.11~1993.9)へと繋がります。
このゲームでは志村けんさんのギャグがふんだんに使われており、ちょくちょくキャラクターへ扮装し登場します。