こんにちは、『にっちDEまにあ』です。今回もよろしくお願いします。
近頃、音楽を聴いていますか。
今回は業務用仕様、あのヘッドホンを紹介します。

SONYの有線ヘッドホン紹介。
ヘッドホンと言えばこだわった形や、高音、中低音部のチューニングを施した音質重視のものなど
実に様々な種類が販売されています。
私が今回紹介するヘッドホンは素の音源に近い『スタジオモニターヘッドホン』
と呼ばれるものです。
赤色の憎いやつ
MDR-CD900ST

レコーディングや放送局スタジオでアーティスト、アナウンサーが使用しており、特徴があるため
見るとすぐそれとわかります。
赤の色とデジタルの英語表記が目印、SONYを代表するヘッドホンです。
1995年から一般発売されており、仕様はそのころから一貫して変わっていません。
試しに、このヘッドホンでいろいろな音楽を聴いてみて下さい。
きっとその音に驚かれると思います。
青色もあるのです。
MDR-7506

このヘッドホンは俗にいう『赤の海外仕様版』と言われています。
また、標準から3.5mmピン変換プラグが最初からついており、折りたためる機構やコードが絡まない
カール仕様となっています。
赤と青、スペックでの違いは如何に。

7506、インターネット実売価格を掲載。
さて、2機種違いはあるのでしょうか。
比較表にしてみました。
型式はダイナミック型、ドライバーユニット、最大入力、インピーダンス、音圧感度は
いずれも同じです。
青の方はコードが伸長時若干長く、重いようです。
一番の違いは再生周波数帯域(ヘッドホンが再生できる音の範囲)です。

人間が聴こえる帯域は一般に20~20,000Hzと言われています。
CDの音源データ(44,100Hz)で聴こえる上限帯域は約20,000Hzと言われており、
一般のヘッドホンやイヤホンは、この帯域にあわせて販売しているものが多いです。
またストリーミング配信で、ハイレゾと呼ばれる高音質の音源データはCDのほぼ倍(96,000Hz)
であることから上限帯域40,000Hz以上はハイレゾ対応ヘッドホンと呼ばれています。
いずれの機種も帯域上限が20,000Hzであるため、ハイレゾ対応ではありません。
肝心の音質チェック。

実際聴取してみました。あくまで私の感想ですのでご了承ください。
結果、やはり赤の方が帯域の広い恩恵なのか、音の見通しがよくクリアに聴こえます。
ただ長時間(1時間以上)使用し続けると、聴こえ『すぎる』せいなのか
若干聴き疲れがしました。
青の方は帯域の狭さからでしょうか、高音部は控えめで
その分低音部と中音域が若干強めの傾向となっています。
長時間使用しても、聴き疲れがないことから私自身『青』を今でも愛用しています。
レビューをネットで調べてみると、音のモニター、雑音チェックで使用するなら赤
普段使いは青という方が多かったです。
ただ、音の好みもあると思います。
まずはリーズナブルな『青』から試してみるのもアリだと思います。
どちらを選んでも、この値段では考えられない音色を奏でてくれます。
音に対する私の世界観が変わったヘッドホンです。
皆さんも業務用で愛されている『モニターヘッドホン』是非愛用してみて下さい。
今回はこの辺で、またお目に留めていただけましたら幸いです。